先週は、リカちゃん小物を作ってみた。
小4の娘は人形大好き。
ぬいぐるみ大好き。
チマチマ細かい可愛いのが大好き。
11月の誕生日プレゼントには、リカちゃん人形のお友だち(何でも、頭から泡が出る人形があるらしい…カニ?)が欲しいと言っている。
自分も子どもの頃には多少遊んだ記憶がある。
クリスマスにもらった、パットちゃんというリカちゃんのお友だち人形。
妹と私、1体ずつ。
ケンカにならないように親も気を使ったんだろうな。
腰に傘が付いていて、その傘を開くとドレスが華やかにパッと広がるという人形だった。
私は人形関係でモノが増えはしなかったと思うのだが、妹の方は、その後、洋服セットや、階段の付いたリカちゃんハウス(コンパクトなサイズだった)を買ってもらった。
ベッドもあったかな。
娘は、お洋服と靴とアクセサリーなどをいくつか持っているのだが、リカちゃんハウスや家具などは1つも持っていない。
本人が欲しいと言ったのを聞いたこともないし、私自身、あまり興味がないので、買ってみようと思ったことがなかった。
先週初め頃、リンクの小物作りで使った段ボールやワイヤーが部屋に転がっている(片付けなさい!)のを眺めながら、ふと、リカちゃんにも何か作ってあげようかなぁと思い立った。
最初に手に取ったのは硬めのワイヤー。
「これでイスができないものか…」
イメージしたのは、赤ちゃんのバウンサー。
イメージを固めてワイヤーを切り、曲げていったのだが、何と、長さが足りなかった。
どうしよう…作り直すか…。
が、せっかく途中まで曲げたと思うともったいない気がして、ワイヤーの端に発砲スチロールを差し込み、取れてこないようにガムテープで補強して土台にした。(ワイヤーの不足分を、土台で補ったってこと)
あとは緑のフェルトを適当に切って縫いつけて完成。
…完成とは言っても、土台がちょっと無様すぎて苦笑。
さすがに娘に「使っていいよ」とは言いづらく、放っておいたら、いつの間にか娘が回収、リカちゃんが座らされていた。
結果オーライ。
続いて、段ボール。
これは、最初からベッドにしようと思っていた。
なかなか着手には至らず、2日ほどボーっと考えていた。
いかに簡単に、工程少なく、それっぽく作れるか。
ベッドだから基本真っすぐに切ればいいので、作り始めてからは超簡単。
真っすぐ切って、折って、貼って、完成だ。
簡単に形が崩れては困るので、裏側から四つ角を補強した。
全体の補強と、全体を赤く塗りつぶすことを兼ねて、赤のガムテープでグルグル巻きにした。
これは、前回作った剣の時同様、安易な選択だったかな…。
ちょっと後悔して、ネットで見つけたテクスチャ素材を印刷して、サイドに貼りつけた。
布団は、梱包材?緩衝材?のプラスチックのシートを布で包んで両面テープで接着。
ほんの少しふっくらしている、が、薄い。
サイズを測らなかったので、形が出来てから、リカちゃんの背丈ギリギリ(横幅も狭かった)だったことに焦ったが、まぁ、どこからどう見てもベッドに間違いないし、とりあえずリカちゃんはおさまったので、良しとするべし。
ベッド作りの作業を始めたのは、子どもが寝てから。
何が出来るんだろうかと興味津津に見られると、何だか気恥ずかしいし、微妙に緊張もしてしまうから。
娘には「ママ、工作、好き?小学生の時、得意だったでしょ?」なんてことを、何度も聞かれた。
答はノー!
小学生の頃、工作なんて得意じゃないし好きでもなかった。
上手に出来ないから、楽しいとすら思ったことがなかった。
思うに、何をすればいいのか分からなかったというか、イメージという部分が足りなかったのではないだろうか。
今は、下手なりにも楽しい。
ベッドの次に取りかかったのは、リカちゃんハウス。
いや、ハウスなんて言ってしまうと大げさ過ぎて他人に見せられない(^^;
ようはリカちゃんグッズを入れるための収納箱。
イメージしたのは、カバン。
娘はいつも大量の荷物を持ち歩く(家の中でも、外でも)。
ショルダーの大きめカバンに色々詰め込み、さらにリカちゃんグッズを箱に詰め。
正直、ちょっと勘弁してほしい。
出掛ける時に箱を抱えていること自体が恥ずかしいし、家の中でもカバンを肩に掛けていたりするのは、気になって仕方がない。
そうだ、リカちゃんグッズを入れる可愛いカバン風の箱を作ろう。
可愛いと思える箱なら、持ち歩かれても、気にならないかもしれない。…すべては、私のためだ(^^;
使用したのは、アマゾンの段ボール箱。
アマゾンの段ボール箱は、結構使い勝手が良いので、捨てずに利用している。
実は前から、カバンぽくなりそうだと思っていた。
まず、取っ手を付けた。
ワイヤーを2本カットし、折り曲げ、箱にドライバーで穴を開けて差し込む。
ワイヤーを段ボールで隠し、またもガムテープ(赤)で巻く。
……ガムテープはホント便利なんです。
次に中(壁紙)に着手。
部屋の中というイメージなので、はじめはシンプルにと思っていたのだが、お人形さんの部屋なのだから、現実離れしててもいいじゃんと思いなおし、ドット柄のテクスチャ素材をチョイス。
赤、青、黄色、しかも四方全部(天井以外)をドットにしてしまったので、うるさい感じは否めない。
が、自分的には嫌いではない。
微妙な色合いがとても可愛い(レトロポップ?)。
空っぽの箱の中を部屋仕様にするべく、ワイヤーと発泡スチロールで作った洋服掛けを天井に取り付けた。
ハンガーがかかってないと、それっぽく見えないなと思い、ハンガーも作った。
(このハンガーは小さすぎて服が落ちてしまうと苦情があり、後日、大きめに作り直した)
テーブルも作ってみた(接着が弱くて難ありだけど)。
それっぽく見せようとして、布をのせてテーブルクロス風としたのだが、娘は「何コレ?」
「お店とかであるでしょ!テーブルクロスです!」
(分かってもらえないから不機嫌になりました(^^;)
テーブルがあったらイスもということで、イスも用意。
ポテトチップスの筒を利用して丸イス。
2つ作る予定だけど、1つはまだ作りかけ。
靴やアクセサリーの小物を入れる引き出しもあったらいいなと思ったが、そこまで頑張れる気がしなかったので、ポテトチップスの筒の残り部分と蓋で小物入れを作ってガマン。
外観は、中とちょっと雰囲気を変えて、レトロチック&クラシックな感じをイメージ。
自分なら、どんな色合いのカバンを持ちたいかなぁと、それはそれは長いこと妄想(^^;
貼ってみて気に入らなかったら貼り直せばいいだけなのに、なかなかコレって決められない…本当に優柔不断な私だ。
中も外も、紙をカットして貼っただけ。ただそれだけ…。
端っこがペラペラしてたりして、ちょっとだらしない感じに見えてしまうのが残念。
でも、離れて見れば(それでいいのか)、それなりにイイ雰囲気(なんじゃないかと思う)。
リンクの盾もそうだが、素敵なイラストをネットに上げてくれていた人に、感謝するばかり。
この素材こそが、仕上がりの全てであると言っても過言ではない。
最後は、一番の悩みどころ。
箱をどう閉じるか。
箱のふたが閉じられなければ、カバン仕様にはならず、持ち運びに難あり。
妄想しまくって、結局は、フェルトを長く切って箱の周りにぐるっと1周させて、ボタン留めする形にした。
これで完成はした。
が、閉じている分にはカッコいいような気もするのだが、開く時も閉じる時も遊ぶ時も、ベルトが長すぎて、とてもうざったい。
付けてしまったからには仕方ないと思いつつ、どうも納得がいかない。
完成を急いでしまったような気がする。
もっと別のいい形があったんじゃないかと、うだうだ後悔。
大きな失敗をしでかしたよう(大げさな)で凹んでいる。
後悔しまくって凹みまくって、新たなイメージが出来たので、次回は(また作るのか?)もっと使い勝手よく仕上げたい。
まぁ多少愚痴りつつも、紙を貼っただけの張りぼてカバンは、それなりに可愛いんじゃないかと満足している。
リカちゃんに興味のない私も、せっかく作ったからイスに座らせてみようかな、なんて思ったりする。
週末には娘が実家に持って行ったのだが、私の母の第一声は「どうしたの?そんなトラさんバッグ持って」
…トラさん?
寅さん!?
『フーテンの寅バッグ』、そう言って母は笑った。
どのあたりが寅さんのカバンだと言うんだ…。
収納という目的はある程度果たせている(ベッド下に収納する箱も作ったよ)ことだし、フーテンの寅バッグと言われても良しとするか。