音楽も好きだし、キャラクターも好きだし、飛行石や存在が謎に包まれているラピュタやロボットの登場も夢があって好きだ。
誰の目から見ても悪役というキャラがいて、その悪役がやられて終わるラストもスッキリする。
「崖の上のポニョ」には悪いヤツは出てこない。日常の中に非現実な世界が混ざっているあたりは、「トトロ」的。
「ポニョ」を映画館に見に行って、低い評価をつける人が結構いるようだと聞いた。何を期待して何に落胆したんだろう。
ラピュタみたいな冒険活劇を期待していたってことなのかな。
私も突っ込みたいシーンやセリフはあったのだが、見終わって、「楽しかったねぇ」「ポニョ可愛かったねぇ」「お魚の上をポニョが走ってきたんだよねぇ」「ポニョ、人間になったんだよ、良かったねぇ」「またポニョに会いたいなぁ」と、言葉がつきない様子で楽しそうに話す娘を見れば、文句なく100点満点を差し上げたい。
プランクトンがプクプク跳ねるように泳ぎ、クラゲがフワフワと舞うように浮かび上がり、様々なお魚たちが行き交う海の中。
「すすわたり」を思い出させる、わらわらと湧くように泳いでいるたくさんのポニョの妹たち。
パステル調のお家に、シンプルで愛らしい家具や日常品。
宗介とポニョを乗せて、小さな波をたててユッタリと走るポンポン船。
いろんなシーンに癒されたけど、何と言っても私は嵐のシーンがお気に入り。
お魚へと姿を変えた大波(大人には魚は見えてない?)の上を、ポニョが飛ぶように駆けてくるシーンだ。
好きになった宗介を目指して、まっしぐら。
ポニョがペタペタ走る(すごいスピードなのにペタペタ)姿を見ながら、トトロに出てくるメイちゃんが超人になって帰ってきたと思ったのは、私だけだろうか。
人間の姿のポニョももちろん可愛いのだが、半漁人のカエルみたいなポニョも、あれはあれでキモ可愛い。
最初に見た時は、アレレレレ・・主人公の顔じゃないよねぇ・・・と思ったりもしたけど、慣れると、もっと半漁人ポニョが見たいなぁっていう気持ちになっていた。
音楽では、フジモト登場の際の曲が好き。なんだか昔の歌謡曲みたい。(歌謡曲の定義は分からないけどね)哀愁があって、耳に残る。
もちろん「ポーニョポニョポニョ♪」も可愛くて好き。
映画が終わって、小さな子ども達が歩きながら歌ってた。
娘も、途中の歌詞があいまいでヘンテコなのだが、気づくと口ずさんでいる感じ。遊びながら、ポーニョポニョポニョと真面目な顔で歌っている様子は、実に可愛らしい。
残念だったのは、映画の途中で娘がトイレに行ったこと。
事前に「こだわりのラーメン」が登場するという情報を得ていた(大げさ)ので、そのシーンを楽しみにしていたのに、まさにラーメンを作り始めるタイミングで私と娘は映画館の階段を下りていた。
トイレから戻った時には、ラーメンなど跡形もない・・・。
あ〜あ、ポニョがラーメン食べるところ、見たかったなぁ。
映画が終わって、娘に初めてパンフレットを買った。去年のプリキュア5では売り切れだったし、一昨年に初めて見た映画「どうぶつの森」の時にはパンフレットなどまったく思い浮かばなかった。
ムリを承知で娘にお願いした。「大事にして下さい」と。
せっかくの記念の初パンフレットなので、思い出としてキレイな状態で残したい・・・親の勝手な思いである。
ポニョ。メイに見えました〜(笑)私だけかと思ってたのですがよかった〜^^。
私も、見に行く前にあんまりいい評判じゃないって聞いてたので、不安だったけど充分ですよね。ホント何が不満なんだろう。。
ポニョも宗介も、声も可愛かったですね。演じていたのが小学生だなんて・・上手すぎてビックリです。