…製作なんて言うと、ちょっと大げさか。チマチマ作って楽しんでいる(自分が)。
きっかけは、お絵描きが好きな人たちがオリジナルや版権モノのイラストを投稿しているサイトで、ゼルダの盾のイラストを見たことだった。
「これ、大きめに印刷したら、子どものオモチャになるんじゃね?」
大きめにと言ってもプリンターの限界もあるし、実物みたいなサイズになるはずもないのだが、5才の子どもに持たせるには十分。
印刷した紙を厚紙に貼り付け、カッターで切り抜き、裏側に持ち手を付けたら、もう完成。
当然、薄っぺらで「ちゃちぃ」感いっぱいだが、息子は大喜び。
素敵な盾のイラストを描いてくれた方に感謝。(すみません、勝手に使って)
これが、7月頃。
息子の喜びように気を良くしていた私は、子どもの夏休み後半、また作ってみた。
小4の娘の工作を手伝いながら段ボール箱を見ていて、「これで盾を作ったら、もっと頑丈で見てくれのイイのが出来るんじゃね?」そう思ったのだった。
前回と作業は同じだが、丈夫な段ボールを切るのは結構な力が要った。
ちょっと工夫して、盾のフレーム部分を2重仕様にしてみた。
なかなかいい感じの出来上がり♪
甥っ子にあげたところ(欲しいとも言われないのに半強制的に)、盾は防具ではなく武器となり(剣もあれば防具という扱いになったのだろうが)、盾アタックで襲われた。
盾の出来上がりに気分上々の私は、調子づいて、また思ってしまった。
「剣も作れるんじゃね?」
盾と剣の製作に要した時間、およそ1時間。
暑い昼下がり、エアコンもつけず、よく集中できたもんだ。
まずは、どうやったら、剣を簡単に作れそうか、ひたすらイメージ。
イメージと言っても、段ボールを両手で持って、じーっと何分も凝視&妄想するのみ…。
…ようは、なかなか切る決断が出来ない小心者&優柔不断ということ。
イメージが出来上がったら、後は勢い。
真っすぐ切って、補強用に割り箸を挟んで(後になって、もっと丈夫なものを挟むべきだったと後悔)、段ボールを折りたたんで、ガムテープでグルグル巻いて、かなり安易に剣が完成。
上から下まで1枚仕立てという上等品(?)。
剣のガード(つば?)部分以外は、ひと続きの紙だから、それなりに丈夫。
安上がりに&短時間で出来上がって文句もないが、難は、家にあったガムテープを安易に使ってしまったこと。
黄色と赤という趣味の悪い警告カラーに仕上がってしまった。
鞘(さや)に納まっている状態ですか?という極太な形なのも、気になる。
趣味の悪さと形の悪さはさて置き、剣と盾を作ったことで、服装もそれっぽくしてみたくなった(欲が出た)。
幼稚園のハロウィンで息子に仮装させようと、ささやかな野望も芽生えた。
さすがに服をイメージと勢いだけで作れるとは思っていないので、緑のポロシャツで代用。
緑ベースに茶色のベルトなど付ければ「それらしく見える」だろうと思い、100円ショップで茶色のフェルトを買ってきた。(大きな1枚フェルトが100円!100円ショップ、バンザイ)
100円だと思うと、惜しげなく使える。
いきなりハサミを入れるのも平気だ。
「それっぽく」作れたら十分なので、定規で測ったり、型紙を作ったりなんていう面倒なことはしたくない…って言うか、型紙なんて作れない(^^;
ただひたすらに、強くイメージするのみ。
最初、切っただけの1枚地でベルトを使ってみたのだが、これはちょっと、いただけなかった。
ペラペラ過ぎて、あまりにも「ちゃちぃ」
次に、フェルトを2つ折りして、茶色の糸で縫ってみた。
これが、思った以上に良い。
茶色のフェルトに茶色の糸、これだけで、なんだか「それっぽい」
本物はどんななのか正確には分からないので、ゲームの映像やイラストのリンクを見ながら、イメージと勢いだけで作ったのだが、私的には満足。
腰のベルト、肩ベルト、ポーチ。
肩ベルトの長さ調節ができないので、着脱に若干難はあるが、「大丈夫、ノープロブレム」と息子を言いくるめている。
ベルトのバックルは、厚紙にガムテープを巻いたもの。
ポーチの中には、命のメダルと小さなカギとクスリ瓶が入っている。
カギはワイヤーを折り曲げたお手製。…かなり微妙な見た目だが、家族は「カギ」という認識なので、良しとする。
肩ベルトを作ったことで、背中には鞘(さや、剣を納める筒)があるべきかと思い、鞘も作ってみた。
ただ、私の適当さでは、装飾が悩ましく、いまだ手つかず…。
少しでも飾りを付けてあげないと、やっぱり「それっぽく」見えない気はするが、うーむ、どうしたものか。
せっかく鞘があるのだからと、新たに剣も作ってみているのだが、こちらにも装飾が…。
剣も鞘も、まだ、超シンプル仕様。
これじゃ残念ながら全然「それっぽく」ない。
さらに、とても気になっているのが、鞘と盾は、どうやってリンクの背中にくっ付いているのかという点。
鞘に細いベルト?が付いていることを確認するも、それが肩ベルトにどうつながるのかイメージできず、ずーっと悩んでいた。
いまだハッキリ分からないが、鞘にはベルト通しがあるだけで、細いベルトは肩ベルトの方に付いているのだろうという結論に至ったのだが、実際にこれをやってみると、私の作った「ちゃちぃ」肩ベルトでは鞘の重さに耐えられず、肩ベルトの「それっぽい」見た目が崩れてしまうという悲しい現実が…。
鞘にもう一か所、ベルト通しを付けて、無理やり肩ベルトにくくり付けてはみたものの、うーん、どうなんだろう?微妙なものは微妙だ。
これで盾もセット(セットの仕方がまだ分からないが)したら、ますます重さが増して、もっと見た目が崩れることは避けられない。
それでも、試しに、息子に一揃いを装着させて剣を抜かせてみると、なんとか抜くことは出来たものの、剣を鞘に戻すことはできず、もがき続ける息子の姿に笑ってしまった。
何もかもウマくいってない気がして、剣も鞘も装飾する気にならず、一時中断。
やったコトに対して成果が上がらないと、やる気が一気に落ちるのは、何事も一緒だな。
剣と鞘にも問題はあるのだが、とりあえず、肩ベルトの方を作り変えるとしたら、何を注意すればいいのか&何を改善すればいいのかと、またイメージするだけの時間が増えている。
勢いがないので、着手には至らない。
そんな中、また、盾を作った。
2回も作っているし、一番とりかかりやすいモノだったから。
適当な段ボールが見当たらなかったので、100円ショップを物色し、A3サイズのプラスチック板(ちょっと厚みのある硬い発砲スチロール)を買った。
これはなかなかいい感じだぞと期待に胸ふくらませ、シルバーに塗装も試みたのだが、何とプラスチックが溶けた…。
やる前に気づけよって話(塗料の注意書きに「発砲スチロール使用不可」って書いてあったよ)。
ちょっとショックだったが、この溶け感&穴凹感は何かで(何で?)使えそうな気がして、実は気になっていたりする。
3回目の盾は、まぁまぁの仕上がりなのだが、甥っ子にあげた段ボール製ほどの満足感はない。
何がいけないのか&何が不満なのかと自己分析。
結構硬くて盾作成に適していると思われたプラスチック板だったのだが、その硬さのせいで、盾の表面がペッタンコ(平面)に仕上がっているのが、どうも気に入らない。
段ボールはちょっと硬さもあるものの、簡単に折ることもできるので、若干カーブを付けたりということが容易だ。
このカーブが、盾の雰囲気を出すのにポイント高かったのだなぁ。
それならば、プラスチック板に紙粘土でも盛って丸みをもたせるか…なんて思ったりもしたが、「私は一体何がしたいんだ」と、ハタと思ってしまった。
幼稚園のハロウィンで、リンクっぽい服装をさせたいだけなのに…。
アニメキャラやゲームキャラのコスプレをする人たちの、再現度&完成度の高さに感嘆したことがある。
そんな人たちと比べるわけにはいかないが、やり始めるとハマってしまう、凝ってしまうというのが、何だか分かるような気がしている。
私のブログを読んだことがある人は「スカイウォードソード(Wii)」はどうしたんだ?と思う人もいるかもしれない。
いや、自分だって思っている。
ホントにねぇ、どうしたんですかねぇ。
いちおう、12月のWiiU発売前にはエンディングを迎えたいと思ってはいる。
でも、その前に、ネコ目リンクが持つ短いシンプルな剣とか、違うデザインの盾とか、リンクの帽子も作ってみたいなぁ、作っちゃおうかなぁと夢見ちゃっている私は、しばらく妄想に暮れそうである。
【関連する記事】
久しぶりにきて、ゼルダネタだと思っていたら、コスプレネタ???工作ネタ???
それにしてもすごいですね!
息子さんもすっかりリンクです(^^)
盾も剣も完成度高いですよ!!!
やっぱり作るのがいいですよね!
コメントありがとうございます。
おほめの言葉をいただき、もったいないことでございます(〃^^〃)
ここしばらく、ワイヤーやガムテープ、ドライバー、ペンチなど持って、職人(腕はないですが)と化しています。
ゼルダグッズは、新たに小物が増えることも改良されることもないまま、放置されています。
剣と鞘は置いといても、盾は背負えるようにして息子をハロウィンに参加させたいなと夢見ております。
今さらですが、子どもの頃に、作ることが楽しいと気付きたかったなぁ(^^;
ゼルダ関連から検索してたどり着きました〜
ゼルダ好きなコスプレイヤーなので記事を読んでいて楽しかったです。
メダルや空き瓶がちゃんとポーチに入っているのがファン心を擽られました(^^)
どう森などの任天堂ゲームもよくやるので他の記事を見ていて楽しかったです。
子育て頑張ってください〜o(^-^)o
また遊びにきますね!
はじめまして(^^)
コスプレイヤーさんなんですね♪
たいそうに「コスプレ」などとタイトルを掲げまして、大変恥ずかしいです。
不器用でガサツな性格なので手作りなどには全く向かない私です。
ゼルダの伝説ファンに「悪意ある創作」などと思われていないだろうかと、内心心配していました(小心者なので)。
楽しかったとのコメントを寄せていただき、本当に本当にうれしいです!
ブログの更新がないままになっていますので、「是非またアクセス」とは言いにくいのですが、また読んでいただけたら幸いです。
スカウォ系の記事をいくつか読ませて頂き当初の記憶が蘇ってまた私もプレイしたくなってきました(´∀`)
画像付きなのもまた良いですね!
もうスカウォが凄く好きで…!
夫婦でギラヒムとリンクのコスプレしてたりします(笑)
服や盾も綺麗に作られていて凄いなぁと思いました!
服作るの苦手なのでw物作りって素材を選定するのもなかなか楽しかったりしますよね(^w^)
アクセスありがとうございます。
夫婦でゼルダのコスプレですか。
どちらがギラヒム役なのか気になります。
好きなコトが一緒って素敵ですね。
2人でイベント参加などもされているんでしょうか。
私が初めてコスプレイヤーさんを見たのは、もう20年以上も前…ヤマト乗組員でした。
制服や小物を手作りして身につける、衝撃的でした。
憧れもありましたが、恥ずかしさが勝ってチャレンジできませんでした。
今思うと、ちょっと残念です。
…って、作れない時点でアウトですが(^^;
製作活動、コスプレ、楽しんで下さいね♪